大学を休学して大船渡に住んでみた

東京の大学を休学し、大船渡に住んでみた男の体験記です。

農業は「やるか、やられるか」の世界

こんにちは、ポタトと申します。ギークハウス岩手三陸大船渡に住み始めました。

 

私がここに来た目的の1つに「農業を楽しむ」というものがあります。だが現状はそんなに甘くありませんでした。まず僕を待ち受けていたのは何だったでしょう?それは、マルチでした。

私を待ち受けていたもの...マルチ

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マルチとは、土の保温のため、または雑草を生えないようにするためなどの目的で土を覆うものを指します。ここでは黒いプラスチックを使っています。

使われていないマルチをはがせば、草刈り機をかけることができます。そうすれば秋蒔きのためのスペースを確保できます。

マルチは本来簡単に取れるものだそうです。引っぱればペリペリ取れていくようです。しかし、少し目を離した隙に伸びてしまった雑草のせいで、その作業が難航しました。

 

マルチの穴から勢いよく生え出す雑草たちです。

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この雑草たちのおかげで、マルチが土からペリペリはがれるどころか、むしろマルチの方ががベリベリ破けてしまいました。まずこの雑草たちを除草する必要がありました。途中、何度かアブに襲われながらも...

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最後にはペリペリはがすことができました。あとは刈り切れなかった場所の除草をすることで、ひと段落です。

一応現在使っていないマルチは全てはがし終わり、野菜の秋蒔きに向けて少しずつ前進しています。

 

やるか?、やられるか?

私は雑草をできる限り刈り取りたいと思っています*1。雑草が生えていると見た目が悪いのはもちろん、害虫をおびき寄せる可能性があるからです。雑草には小さい虫が沢山住んでいます。アブやスズメバチはその小さな虫を捕まえようとしますから、私たちの畑におびき寄せられてしまうのではないかと懸念しています。

 

ところで、今日の農作業で一番しんどかったのはアブからの攻撃でした。

 

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私が雑草を刈っていると、彼らは私の耳元でブンブンいわせました。しかし私が今、雑草を刈らなければ、彼らがまだどんどんやってきてしまうかもしれません。私にはその方が怖く感じました。

私が雑草を刈るのか?それともアブに噛まれるのか?

マルチをはがすのか?それともアブに噛まれるのか?

やるか?やられるのか?

 

まだ理想の農作業生活を目指して、「やられる前にやる」ということで頑張っていきたいと思います。

*1:これは農業のセオリーというわけではありません。例えば自然農法では雑草をあまり刈り取らないという方針を取ります。